2015年6月たより

201506おたより画像 梅雨の季節ですが、皆さんは、梅雨がお嫌いでしょうか?私は意外にも好きなんです。初夏というか、さわやかな五月が過ぎて、夏の声を聞く、風の匂い、樹木の匂い、土や草の匂い、特に好きなのは、雨上がりの夕暮れ、湿気はあるけれど、心地よい空気の流れ、濡れた舗道の光など、とてもロマンチック、食べ物も美味しそう、お酒もちょっぴり、いやたっぷり飲みたい気分。そんなこんなが、私の中で弾けて行きます。花も、夏の花が好き、夾竹桃、むくげ、スイフヨウ、紫陽花、ひまわり、朝顔、もともと夏が好きだから、良いのかも知れませんが、梅雨の気配は、嬉しい気配です。
歌も「黄昏のビギン」雨に濡れてた、黄昏の街、貴方と逢った、初めての夜、二人の肩に銀色の雨、あなたの唇、濡れていたっけ、傘もささずに僕たちは、歩き続けた雨の中、あのネオンが、ぼやけていた 雨がやんでた、黄昏の街、あなたの瞳、うるむ星影、こんな情景がとても好き、梅雨が好きな気分、分かりますか?そう言えば、私は先日初めて見た、環水平アーク、逆弓形の虹です。皆さん知っていますか?見たことあります?私は初めてでした。

201506おたより画像(虹) さて、季節と歌のお話、私には歌がある、歌は年中すべての季節の歌があり、生活の歌があります。何気ない、他愛もない、普通だったら気がつかないような出来事も、歌にすれば、心に響く言葉がありメロディになります。人生ですね。今日もニュースで若くして誰かが亡くなったとか、そんな記事が出ていたら、自分が生きている有難さとか、何かしなくちゃと思ったり、でも、出来なくても、生きている事を恥じることは無いよな、何かの役に立っているさ。そんな思いを感じながら、精一杯生きる。早く逝った奴の分まで、生きてやる。短い命は必ずしも不幸ではない。長い命は必ずしも幸せではない。本当に、どう生きるか、どう生きたかが、大切なんだと。今日も思いながら梅雨空を眺めています。